スマートフォンを充電できるようにする その2

前回作成した全波整流回路では高回転時にDC27Vぐらいになってしまいました。AC12Vをブリッジダイオード+コンデンサを使ってDCに変換した場合、最大でも 12 × √2 = DC17Vぐらいにしかならないと思うのですが、何でこうなってしまうのか分かりません。

このままでは電圧が高すぎるので全波整流はいったん諦め、半波整流でテストしてみます。

USB充電器はアマゾンで一番上に出てきたデイトナのやつにしました。2200円ぐらいでした。USB端子が2つあり、最大で2.1A供給できるようです。 5V × 2.1A = 11Wですね。

まずはアイドリング時です。半波整流のためDC8.36Vしか来ていませんが、スマートフォンにはちゃんと5V来ています!予想に反し安定して電力を供給できています。

じゃあこれでいいやと思ったのですが、2台の端末を充電してみると、充電できたりできなかったりでうまくいきませんでした。

f:id:kakeru-fukuda:20201016232414j:plain

続いて高回転時。半波整流後の電圧はDC14V程度が最大でそれより上がることはありませんでした。スマートフォンにも安定して5Vを供給しています。すばらしいですね。

f:id:kakeru-fukuda:20201016232424j:plain

コンデンサで電圧の平滑化と、念の為ヒューズを仕込みました。

f:id:kakeru-fukuda:20201016232434j:plain

街乗りやツーリング、通勤で何度か使いましたが、問題なく動作してくれています。ツーリングではスマートフォンでナビをしながらアクションカムで動画撮影などするかと思いますが、2台の充電も巡航時はうまく動いてくれました。

これにて充電編は完結!としたいですがなぜ全波整流で27Vになってしまったのかの謎を次回は解きたいと思います。